はにぃどろっぷ
横から見た圭はまぶしかった。


あの時の面影…と言えば、笑ったときに見せるまだ少年の無邪気さが残った笑顔と、柔らかい雰囲気。

そして、ゆきなだけが分かる優しさくらいだった。


その後の1日は他愛も無い話しだけだった。


でも、

「放課後は一緒に帰ろう。」

と誘われ、ゆきなは何故だかとても嬉しく感じる自分に戸惑っていた。


愛にも、

「今日は一緒に帰れない。」

と言うと、

「明日詳しく聞くからね♪」

と言われ、ゆきなは何がそんなに気になるのかますます訳が分からなくなるばかりだった。

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