姉×弟
夕菜 side


私の家は、学校から徒歩15分とかなり近い。

「「お邪魔しまーす」」

真理子と亮介くんが言った。
私と一樹は、適当に飲み物とかを用意しながら

「あのね、遊園地に行きたいの」

あたしは、本題を切り出した。

「はぁ?」

一樹が隣で言ったがシカトして

「雑誌の懸賞でね、4人1組の遊園地チケットが当たったの」

私は言って、

「だから、行こう?」

と付け足した。
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