姉×弟
夕菜 side


「準備まだ?」

今日は、遊園地に行く日。
一樹は、珍しく1人で起きたようだ。
そして、私の準備を待ってくれている。

「待って。あと10分」

電車の時間を気にしながら鏡の前で最終確認をした。

お気に入りのミニスカも着たし、
ナチュラルメイクも完璧!
これなら一樹と一緒に歩いても恥ずかしくないよね?

私は、鏡の前で自分に言い聞かせながら

「お待たせ」

と言って、一樹の待っている玄関に向かった。
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