男の中の女.~love story~


「って~・・・
 お前、ほんと何なんだよ・・・」

「それはこっちのセリ・・・」

顔を上げると
アタシが先生の上にのしかかっている風景。

え?え?!!

「あ・・・ゴメン!!!!」

アタシはあわてて体を起こそうとした。
すると

「待って」

アタシの背中を片手で抱き寄せる結城。

え?ちょ、何!?おーい!

「ちょ、ちょっと!結城!?」

「また呼び捨て?調子のんなアホ」

「いやいやいやいや、
 手、離してよっっっ」

「だから・・・、
 俺ムラムラしてんだって・・・
 お願い、ちょっとだけ手伝って」

「てててて手伝うって何にだよ?!」

結城は余った片手をアタシの頭にのせ
結城のほうに押し付けられた。

「え、ちょ・・・」

すると今度はその手を
アタシの顎にやった。


そのまま自然と
唇は重なった。








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