男の中の女.~love story~
「はぁ?・・どどどど、どーゆーいみ?」
「・・・・ま、お詫び?」
そう言うと、結城は
そっぽを向いて頭を掻いた。
「お詫びって…ぁ」
昨日の・・・ね。
「とゆーわけで一発殴れ」
今度はアタシの方向に歩いてきた。
「は!?は?!はぁあ?!」
何、この状況。
アタシが殴んの?
イヤ、無理だしっっ!
「おい、早くしろ」
椅子にどっかり腰掛けている結城は
不機嫌に眉間にしわを寄せ
両手を胸の位置で組んでいる。
「なんで・・・だよ・・・」
アタシはどうすれ良か分からなかった。
そして
目を瞑ってる結城。
アタシは黙って近づいた。
そして手で頬を支え、
結城と自分の
唇を重ね合わせた。