男の中の女.~love story~
「あの車、どっかで
見たような・・・」
夏樹が指差すと
車の中から男が降りてきた。
・・・・見覚えある男。
・・・結城。
「って、あれ結城じゃん?」
南がそう呟いた。
すると、結城はこっちに
気づいた。
「おー」
「よっ、結城センセー!」
夏樹は結城の元へ駆け寄る。
「先生、何買うんスか?」
「煙草」
「俺の分も買ってきてください!」
って、おいおい夏樹。
相手は先生だぞ。
「まかせろ。
・・・といいたいところだが
一応俺教師だから自分で買え」
そう冷たく言い放った。
ちぇ~と夏樹はうな垂れている。
すると結城はチラとこっちをみた。