男の中の女.~love story~
「・・・おい、三枝」
呼ばれた飛鳥はハッとして
結城をみた。
「な、何ですか」
頭を掻く飛鳥。
「お前、登校日明けから
補習あるみたいだぞ?理科の」
「・・・・・マヂ!!?!?
最悪~~~~」
飛鳥は立ち上がった。
結城は飛鳥を見つめ
そのままコンビニに入っていった。
結城がいなくなって
飛鳥は再び地面に腰を下ろした。
「飛鳥、どんまいだな」
夏樹は飛鳥の肩を叩く。
「お、おぅ・・・」
うつむいた飛鳥の顔は
赤いようだった。