男の中の女.~love story~


「だ~か~ら~!
 アタシ、一途になるんだってばあ☆」

そう言い、俺の肩を叩く。

「・・・っあーも、
 次の相手は誰だよ」

俺は仕方なく聞いてやった。

本当にどうでもいい。

早く部屋から出て行け。



すると、葵は俺の肩を強く押し、
ベットに俺を横たわらせようとする。


「・・・ちょ・・」

俺は少し同様して力が抜けてしまった。

「・・・葵。どけろ」

唇の距離、わずか3cm。

「い~や~だ!アタシ、南に
 一途を極めるから☆☆」

アハハハハハとここでも笑う葵。

「いいからどけろ」


すると、ドアの向こうで声がした。

「南~、いるの~?」

・・・ユウ!?


ガチャ・・・

「・・・・・」

ユウと目が合う。

葵はどけてくれない。

何だ?この状況。

心なしか葵は笑っているように見える。



誤解、される?


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