男の中の女.~love story~



「あ、ユウさん☆
 こんにちわ~~♪」

葵はやっと起き上がった。


「・・・あ、ゴメン!
 葵ちゃん、来てたの!?
 あたし、邪魔だったよね?
 ごめんねっっ!」

そういってそそくさ俺の部屋から
逃げていった。



・・・・しまった。


完全に誤解してる。




「・・・ぢゃ、仕切りなおしとゆうわけで
 ・・・さっきどこまで言ったっけ~?」

暢気な奴はほおって置いて
俺はとりあえず部屋から出た。

「ちょっと~、南~!?」


ありえねー、葵の馬鹿が。

変に誤解されちまっただろ。


俺はベランダに非難し
煙草に火をつけた。



スパー…

思いっきり息を吸い込んだ。

「ッゲェホ・・・ゴホッ・・」

思いっきり、咽た。


「あー、ありえねー」

ユウの驚いた顔が
浮かんでは消して、
また浮かんでは消していた。







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