男の中の女.~love story~


「俺、近寄り難い…のか?」

俺は始めて言葉を発した。

「えー?そう?!
 あたしは歩と小学校一緒だから
 全然平気だけどー♪」
今度は女子C。

女子Cじゃなくて、コイツは…茜。


「そうなのっ?!え、でも
 神崎くん、女嫌いそ~う!
 てか彼女いるのお?!?!」

いやいやいや。
どっからの憶測?
彼女いねーし。

「そうでも無いよ?」
「そうだぞー!こいつ
 極度の女たらしだから☆」
「いや、それはお前だろ」

niceツッコミー♪と
女子から声が上がる。


「あ、てか三枝さんっ!!」

「飛鳥がどーかした?」

俺は過剰に反応する。

「昨日、結城先生に
 どっか連れてかれてた~」

「三枝さん、夏樹たちといるの
 実際嫌がってたりしてね!」

アハハハハハと女は笑う。

「だって、女子一人って何か 
 カワイソウじゃない?」


カワイソウ?

「やっぱ、あんな感じだから
 女の子とは馴染めないのかなあ?」

はっ?

「ちょ、何言って…」
夏樹もさすがに固まる。

「三枝さん、可愛い顔してるけど
 みんな彼女を女としてみてないっしょー?!
 だから一緒に入れるんだ!」


は・・・・。

何言ってやがる。



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