偽りの仮面 真実の愛


「あっ、ここに置いてあるパンは運んでいい?」

「ええ、お願い」



いつもと変わらない朝。



少なくともリネットはそう思っていた。



いつものようにふたりで朝食を食べ、たわいもない話をする。



そして、しばらくするとマトは遊びに出かけるのだ。



いつもなら――、



そうなるはずだった。






< 32 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop