い ち ご み る く
波乱の幕開け
━━━━━━━━バッチーン
「・・・・・・・・・・何すんのよ!!」
あたしは思いっきり
森山憐の頬を叩いて
そう言った。
「いってぇ・・・」
森山憐は赤くなった
自分の頬を触った。
「ほんと最低。」
「・・・・グダグダうるせぇな。
別に良いだろ。キスくらい。
減るもんでもねぇし。」
あたしは森山憐の言葉に耳を疑った。
━━━━━━━だって
・・・・・・・・・初めてだったのに。
「もしかして初めてだった?」
あたしのことをじっと見てめて
森山憐が言った。
「・・・・・・・・・・っ」
あたしは森山憐から目をそらし
森山憐から離れるように
反省室の一番すみっこに逃げた。