い ち ご み る く
「・・・・・・・・・・・・美月。」
「なに。」
冷たい態度をとるあたし。
頬は真っ赤で
心臓だって暴れてるくせに。
あたしは素直じゃないなぁ。
って改めて思った。
「お前、俺のこと好きだろ??」
「はぁああ??
そんなわけ、ないじゃん。
あんたみたいな最低男。」
「・・・・・ほんとに最低って思ってんのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「なあ。思ってんの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「無視かよ。まぁ良いけど。
てか着いたぞ。」
あたしが顔を上げると
[1−3]
札がかかっていた。