い ち ご み る く



段々、2人の距離が縮まっていく。


2人の距離が2、3cmぐらいになったとき
また恥ずかしさがこみ上げてきた。




あたしは静かに
あいつの唇に自分の唇を重ねた。




軽く触れるだけのつもりだったのに

唇を重ねた瞬間
あいつがあたしの首に
腕をまわしてきて
身動きがとれなくなった。




さっきのように舌を入れてきて
あたしの舌に絡ませてくる。



「んあっ・・・・・・・・や」

嫌だって言いたいのに
うまく言えない。

「あ・・・・・んっ・・・や・・・めて」

やっと言えたのに
アイツはキスに夢中すぎて
全く気付いてない。


「ん・・・ぁ・・ン」

ほんとに苦しくなってきた。



あたしは無意識のうちに
アイツの首に腕をまわしていた。
< 43 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop