ホントはね・・・?

将吾は

「あっそう。」

悲しい目をして冷たく言い放ってどこかに行ってしまった。
私は自分が悪いのに泣きそうになった。

嘘だよ、本当は将吾とずっと一緒にいたかったよ

そういえたらよかったのに・・・



「あ!植村さん!!」

誰だろ・・・
見たことないなぁ。

「はい?」

「あ、あのっ、俺、ずっと植村さんの事見てて・・・
 えっと・・・好きです!!付き合ってください!!」

えぇ?!
んー名前も知らない人にいきなり告白されてもなぁ…
いや、まず将吾しか好きになれないし。



「あのーごめんなさい。私、他に好きな人いるから」

「ええっっ?!あーそっか。気にしないでっ」

「本当にごめんね」


そう言って私は自分の教室を探した。

え~っと・・・


あ、3年2組だ。
将吾は…3年1組か。

良かった、隣だ。


そして私は自分の教室に入っていった。
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