君の詩が色褪せても



「弥生さんに聞けば解るよ!」



「愛里子っ!」




「ねぇ弥生さん!?愛里子、間違ったこと言ってないよね!」




うつむき口を堅く閉ざした弥生。




日和に押さえられながら叫ぶ愛里子。

「弥生さんは日和が好きなんだよね!?」







弥生さん…―




愛里子は…
知っているの…―







知っているんだよ―

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