君の詩が色褪せても

つーか…―



女!―








日和がモコモコに見えていたものは、白いワンピースを着た女の子だった。



「…っおーい…」


とりあえず一定の距離を保ちながら呼び掛ける日和。



「起きてます?…そんな所で寝てたら風邪引きますよ…」





が、

返事はない。


「てか、風邪引く前に犯されるだろ…」

日和はボソッと呟くと、寝ている彼女の前にしゃがみこんだ。



「お嬢さん?」


高校生位の少女の腕をツンツンと突く日和。


少女の髪はふわふわの金髪ロングで、頭には大きなリボン、着ているワンピースもリボンやフリルがたくさん付いたものだった。


「ロリィタ…?」


寝ているが、小顔で色白、美少女だということがよく分かる。



「ねぇ、お嬢さん…。起きないとチューするよ」


そう言って、少女の唇に手をかざす日和。


「お兄さんは最近お仕事でお姉ちゃんと遊んでないからストレスが蓄まってるんだ」


もはや日和の独り言状態である。
しかも、やや変態的。


でも、それが日和らしさだった。



「おい…」



マジ、犯すか?…―



「おーい」



可愛いしなぁ…―
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