君の詩が色褪せても
そっと振り返る日和。
「日和!」
そこに居たのは、間違いなく愛里子だった。
「ぁ…」
日和は目を見開いた。
「日和〜!!」
愛里子は無邪気な笑顔で、呆然と立ち尽くす日和に抱きついた。
えっ…―
何?…―
「愛里子、ずっと日和のこと探してたんだよ」
「なっ…何で?」
日和は愛里子に抱きつかれていることすら忘れて驚いていた。
「愛里子、日和が好きだから!」
「はぁ?」
我に返り、愛里子の身体を離す日和。
「お前、何言っちゃってんの?からかってるならいい加減にしろよ」
「からかってないよ!」
愛里子の瞳は真剣だった。
「だったら、何でイキナリ好きになんだよ!」
ムキになる日和。
「それは…」
それは?…―
「日和に運命感じたから」
運命…
日和は言葉を失った。
「記憶とか…色々覚えてなくて、分からないことばかりだけど…」
愛里子はゴクっと唾を飲む。
「妖精…だって、信じてもらえないのも仕方ないと思ったけど…」
「けど…?」
今にも泣きそうな愛里子の言葉を、いつしか日和は真剣な瞳で聞いていた。
「日和!」
そこに居たのは、間違いなく愛里子だった。
「ぁ…」
日和は目を見開いた。
「日和〜!!」
愛里子は無邪気な笑顔で、呆然と立ち尽くす日和に抱きついた。
えっ…―
何?…―
「愛里子、ずっと日和のこと探してたんだよ」
「なっ…何で?」
日和は愛里子に抱きつかれていることすら忘れて驚いていた。
「愛里子、日和が好きだから!」
「はぁ?」
我に返り、愛里子の身体を離す日和。
「お前、何言っちゃってんの?からかってるならいい加減にしろよ」
「からかってないよ!」
愛里子の瞳は真剣だった。
「だったら、何でイキナリ好きになんだよ!」
ムキになる日和。
「それは…」
それは?…―
「日和に運命感じたから」
運命…
日和は言葉を失った。
「記憶とか…色々覚えてなくて、分からないことばかりだけど…」
愛里子はゴクっと唾を飲む。
「妖精…だって、信じてもらえないのも仕方ないと思ったけど…」
「けど…?」
今にも泣きそうな愛里子の言葉を、いつしか日和は真剣な瞳で聞いていた。