君の詩が色褪せても
にじんで見える自分の姿。

愛里子はカーテンで涙を拭いた。










運命…



運命の出会い…





「…アイツがもし本当に妖精だったら…」



それは運命っていうのか?…― 



自室にこもり、ノートパソコンと向き合いながら、日和は考え込んでいた。





運命…




妖精…





あり得ねーよ…―
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