君の詩が色褪せても
第4章 全員集合
唾をゴクリと飲む日和。
「弥生さんって…あの人はヤバいだろ…」
日和は同様する。
「何で?」
そんな日和を横目で見ながら、携帯を取り出す律壱。
「ほら…人気の漫画家さんだし…忙しいんじゃね?」
泳ぎまくる日和の目。
「じゃあ、それを確かめる為にも電話しよう」
主導権は完全に律壱が握っていた。
こいつ…Mのくせにぃ…―
「…連絡取れても、来てくれないよ。オレ、ひどいこと言ったし…」
肩を落としながら、イスに座り込む日和だった。
「気にしてるなら、ちゃんと謝れよ」
律壱は日和の頭をポンポン叩く。
愛里子は黙ってそのやり取りを見ていた。
「謝っても無理だよ。多分オレのイメージ崩れて、嫌いになってると思うから」
「大丈夫だよ。あの人は本当のファンみたいだから」
そう言って電話をかける律壱。
日和は頭を傾げた。
電話はスグに繋がった。
これまでのいきさつを手短にまとめて話す律壱。
日和は弥生の反応が気になったが、小さい彼女の声はもれてはこなかった。
「そう、そのマンション。日和が下で待ってるから」
そう告げて律壱は電話を切った。
「弥生さんって…あの人はヤバいだろ…」
日和は同様する。
「何で?」
そんな日和を横目で見ながら、携帯を取り出す律壱。
「ほら…人気の漫画家さんだし…忙しいんじゃね?」
泳ぎまくる日和の目。
「じゃあ、それを確かめる為にも電話しよう」
主導権は完全に律壱が握っていた。
こいつ…Mのくせにぃ…―
「…連絡取れても、来てくれないよ。オレ、ひどいこと言ったし…」
肩を落としながら、イスに座り込む日和だった。
「気にしてるなら、ちゃんと謝れよ」
律壱は日和の頭をポンポン叩く。
愛里子は黙ってそのやり取りを見ていた。
「謝っても無理だよ。多分オレのイメージ崩れて、嫌いになってると思うから」
「大丈夫だよ。あの人は本当のファンみたいだから」
そう言って電話をかける律壱。
日和は頭を傾げた。
電話はスグに繋がった。
これまでのいきさつを手短にまとめて話す律壱。
日和は弥生の反応が気になったが、小さい彼女の声はもれてはこなかった。
「そう、そのマンション。日和が下で待ってるから」
そう告げて律壱は電話を切った。