君の詩が色褪せても
聞き覚えのある声。
「弥生です…」
その小さい声に一瞬焦る日和だった。
急いで玄関へ出向き、ドアを開けると、やっぱりどこか地味な弥生が大きな紙袋を沢山抱えて立っていた。
「これ…、愛里子ちゃんにと思って」
紙袋を玄関に置く弥生。
その様子を覗き見ていた愛里子。
弥生と目が合い、軽く会釈する。
「これ、服?」
「ごめんなさい。こんなに沢山いらなかったかな?」
紙袋の中にはピンクや水色等のフリフリが敷き詰められていた。
「いや、助かる…」
「良かった」
安心する弥生。
「あっ…、とりあえず中にどうぞ」
「え?」
「時間、ある?」
紙袋を持ち運びながら問いかける。
コクリと頷く弥生。
「聞きたいことあったんだ」
「私に?」
「愛里子のこと」
ティーカップに紅茶を注ぐ愛里子は、早速弥生の持ってきた甘ロリのワンピースに着替えていた。
その姿はまさにアリスのお茶会のようである。
一方、弥生はリビングのソファーに軽く腰掛けて例の秘密手帳を見ていた。
「弥生です…」
その小さい声に一瞬焦る日和だった。
急いで玄関へ出向き、ドアを開けると、やっぱりどこか地味な弥生が大きな紙袋を沢山抱えて立っていた。
「これ…、愛里子ちゃんにと思って」
紙袋を玄関に置く弥生。
その様子を覗き見ていた愛里子。
弥生と目が合い、軽く会釈する。
「これ、服?」
「ごめんなさい。こんなに沢山いらなかったかな?」
紙袋の中にはピンクや水色等のフリフリが敷き詰められていた。
「いや、助かる…」
「良かった」
安心する弥生。
「あっ…、とりあえず中にどうぞ」
「え?」
「時間、ある?」
紙袋を持ち運びながら問いかける。
コクリと頷く弥生。
「聞きたいことあったんだ」
「私に?」
「愛里子のこと」
ティーカップに紅茶を注ぐ愛里子は、早速弥生の持ってきた甘ロリのワンピースに着替えていた。
その姿はまさにアリスのお茶会のようである。
一方、弥生はリビングのソファーに軽く腰掛けて例の秘密手帳を見ていた。