君の詩が色褪せても
パンツ一丁の自分に今更赤面する日和。
愛里子は何事もなかったかのように部屋を出て行った。
柔らかい風に包まれてカーテンが揺れる。
小鳥のさえずりが聞こえる爽やかな朝だった。
「…よっ」
片手を上げてリビングに居る律壱に挨拶する日和。
「なんだよその挨拶…朝だぞ」
律壱は呆れ顔で笑った。
「そーだよ日和。朝なんだからオッハーだよ!」
「普通おはようだろ…」
洗面所に向かう日和。
律壱と愛里子は楽しく談笑している。
しかし…
嫌な夢だったな…―
冷たい水にも洗い流せない夢の記憶。
鏡の前の居心地が悪く、日和は直ぐに2人の元へ戻った。
「で、なんか用事?」
不自然に会話に入る日和。
「ああ、出来たんだよ」
「……へ?」
「へ?じゃねーよ。運命ドラマの曲」
律壱はCD-Rを取り出した。
「あっ…そっち…」
「お前のことだから、ガキが出来たの方と勘違いしたんだろ」
ため息まじりに話す律壱だった。
愛里子は何事もなかったかのように部屋を出て行った。
柔らかい風に包まれてカーテンが揺れる。
小鳥のさえずりが聞こえる爽やかな朝だった。
「…よっ」
片手を上げてリビングに居る律壱に挨拶する日和。
「なんだよその挨拶…朝だぞ」
律壱は呆れ顔で笑った。
「そーだよ日和。朝なんだからオッハーだよ!」
「普通おはようだろ…」
洗面所に向かう日和。
律壱と愛里子は楽しく談笑している。
しかし…
嫌な夢だったな…―
冷たい水にも洗い流せない夢の記憶。
鏡の前の居心地が悪く、日和は直ぐに2人の元へ戻った。
「で、なんか用事?」
不自然に会話に入る日和。
「ああ、出来たんだよ」
「……へ?」
「へ?じゃねーよ。運命ドラマの曲」
律壱はCD-Rを取り出した。
「あっ…そっち…」
「お前のことだから、ガキが出来たの方と勘違いしたんだろ」
ため息まじりに話す律壱だった。