涙の跡さえ…
始まりの空
ねぇ…葉一さん?
どうした?
―優しい声が私のすぐ耳の傍でする。
あたしね、今凄く嬉しいの…
―だって、あなたのこんな近くに居られるんだから
空を見れば、入道雲が大きく白くそこにあった―…
どうした?
―優しい声が私のすぐ耳の傍でする。
あたしね、今凄く嬉しいの…
―だって、あなたのこんな近くに居られるんだから
空を見れば、入道雲が大きく白くそこにあった―…