幸せのQuintet


「その日は自分達の曲を試したい人達が集まって披露するんだって。
それって今の私達にぴったりじゃない?」



確かに私は特に和香ちゃん以外の人の前では歌ったことないし、経験があるに越したことはないけど…



「…確かに面白そうだな」


いつの間にか元に戻っていた大貴くんがニヤッと笑った。



「そうだな。"太陽の詩"を試すにもよさそうだし。俺、賛成」



「…俺も」



そして元に戻った城戸くんに有吾くんも小さく手を挙げた。



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