幸せのQuintet


「うん。うん♪」


歩ちゃんは満足そうに頷いている。



それとは逆に私の少し血の気がひいいて行くのがわかった。



参加したほうがいいのはわかってる。


でも…今考えただけですごく緊張するι




黙々と考えていると


「恋美はどう思う?」



「えっ?私?!」


とうとう私に話が回ってきた。



みんなの視線が私に突き刺さる。



「さ--参加します…」



歩ちゃんはズルイ。


そんな満面な顔で見られたら「出ない」なんて言えないよ…ι



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