幸せのQuintet
練習に行くって言おうとしたら城戸くんに止められた。
「今日は今から家に帰ってしっかり飯食って寝ること。いいな、恋美」
ポンポンと撫でられて私は頷いた。
なんか…城戸くんって全然イメージと違う…
って!今、最後になんて言ったの?!
「城戸くん…今…」
すると城戸くんの顔があっ!となった。
「あ、いや……せっかく仲間になったし俺だけ名字呼びは変かと思ってさ。
嫌か?」
城戸くんは眉をへの字にまげた。