幸せのQuintet
「倒れたんでしょ?大丈夫?」
「れみっち、もう学校来ても大丈夫なのか?」
「うん。大丈夫。心配かけてごめんね」
私が倒れたせいでみんなに心配かけちゃったのは申し訳ないな。
「なにしてんの?」
後ろからの突然の声に体がビクッとなった。
「ゆ、有吾くん」
いつの間にか後ろにいた有吾くんが私の横を通って教室に入った。
「あ、あの…!有吾くん。私…」
すると有吾くんがピタッと立ち止った。