あの日に帰りたい〜第二部〜
「盗んだバイクではありません。自分のモノです。」若い私は、震えながら警官に答えた。「そうか。後日、署に来てもらうよ。調書書くから。バイトだからいつでも来れるよな。」警官は若い私をのぞき込むように下から見た。若い私は、こらえきれずに、「すみません。高校に通っています。うそついてすみません。」若い私は、涙を浮かべて答えた。
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