あの日に帰りたい〜第二部〜
バイクは約束どおり売った。売った金は、いろいろと迷惑をかけた母に渡した。汗と涙の結晶のバイト代は無くなり、虚しさだけが残った。しかし、学校に事故の事が知れなかっただけでも、幸運だった。バレたら、間違いなく退学だったから。父が何をしたのかわからないが、この事は、今でも感謝している。
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