あの日に帰りたい〜第二部〜
新しい年になっても、何も面白いことは起こらなかった。若い私はひたすらバイトに励んだが、時給400円では、原付と言えども、なかなかそれが買えるぐらい貯めるのは、しんどかった。しかし、17歳というのは中途半端な年頃で、若い私は、訳もなく、いつもイライラしていた。意味もなく、悔しかった。

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