あの日に帰りたい〜第二部〜
ミクからは間をおかずに次の日の夜に電話があった。電話内容は、今度、高校の先輩のバイクの後ろに乗せてもらうので、ヘルメットを持っていたら貸してほしいという頼みだった。若い私は、貸してやるから、いつでも取りに来いと答えた。近日中に取りに来ることになった。なんとなく聞きそびれたが、同じ中学のミクと付き合っているはずの彼氏はどうしたのだろう。会った時に聞いてみるかと思いながら、眠りについた。