あの日に帰りたい〜第二部〜
彼は胸に溜まったものを吐き出してスッキリしたのか、しゃべりたいことをまくし立てたら、足取り軽く、売店前の人の輪の中へ戻って行った。「人選ミスだったかな?」彼女が申し訳無さげに言った。「いや、そんなこと無いよ。ありがとう。」 私は自分が元いた世界がどうなっているのかが気になった。
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