あの日に帰りたい〜第二部〜
私は、新しい時のはざまに落ちてきた人達のたまり場所を離れ、公園をあとにした。あの彼女には挨拶はしなかった。私はぶらぶらと街中へ向かって歩いた。これからのことを考えると、元いた世界に戻り、車椅子の不自由な世界よりも、透明人間のこちらの世界にとどまっていた方が、良いような気がしてきた。
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