あの日に帰りたい〜第二部〜
リハビリ病院からの退院の日が明日に迫ってきた。仲の良かった入院仲間も多くが退院していった。彼女と別れた私は、味気ない時間を過ごしていた。周りの人達には、強がっていたが、一人でいるときは不安でいっぱいだった。 退院前日のリハビリも黙々と行い、最後の夜がやってきた、私は、現実の世界に不安がいっぱいなので、もう一度、タイムスリップすることを願ったが、全くその兆候は現れず、夜は白々とあけた。
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