あの日に帰りたい〜第二部〜
私の記憶どおりなら、この、のぶひでという男はどうしようもない奴だった。救いようがないという言葉は、彼の為にあった。私は、どこでもドアで母校に行けないことを悔やんだ。しかし、午後の下校時間を過ぎたころ、部屋の壁にどこでもドアが現れた。ドアをくぐると、小汚ない部屋に出た。
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