あの日に帰りたい〜第二部〜
微かな記憶をひもとくと、そこはのぶひでの部屋だった。着古した洋服やらTシャツがそこかしこに脱ぎ捨ててあった。部屋の主の性格を反映した部屋だった。部屋の真ん中には、テーブル代わりに使っている家具調のこたつがあった。そのこたつの上には、何かを飲んだ後のコップと吸い殻が山盛りになった灰皿があった。何で、こんな奴と仲良かったのだろう。まさに若気の至りというやつだった。
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