あの日に帰りたい〜第二部〜
誰かが階段を上がってきた。のぶひでと若い私だった。「絶対、誰にも言うなよ!」懐かしい、鼻づまりののぶひでの声だった。「わかってるよ。しつけーな。」何やら、好きな女の子といちゃついた話らしい。相変わらず、存在自体が軽い男だった。


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