あの日に帰りたい〜第二部〜
若い私は、迷った揚げ句に「誰にも言わねえから、俺にもくれ。」ビビりながら、怪しげな粉末をもらい、煙草の吸い口に結晶を埋め込んで、火で炙ってフィルターに溶かした。若い私は意を決して、煙草を深々と吸い込んだ。

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