あの日に帰りたい〜第二部〜
真夏の暑さが和らぎ始めた夕暮れ時に、若い私はのぶひでの家から帰って来た。夜になって、夕食を食べ終わり、自室にこもり、のぶひでからの電話を待った。そして夜9時を回ったころ、電話があった。「今度の土曜日の夕方4時に俺の家に来い。その時に紹介するよ。」「ありがとう。のぶひで、おまえって、本当にいい奴だな。」「これからは俺のことを尊敬しろよ。」「あぁ」絶対に守らない誓いを若い私は交わした。