あの日に帰りたい〜第二部〜
まさに夢見心地とはこのことだろう。若い私は、はやる気持ちを抑えられずに、のぶひでに電話した。「おう、次の日曜日に公園でデートするらしいな。」「さすがのぶひでさん、耳が早いですね。」若い私は、電話に向かって頭を下げながら、のぶひでに低姿勢で応えた。「ミーコもお前のことまんざらでもないみたいだぞ。頑張れよ。」「ほんとかっ!ありがとう、のぶひで。やっぱり頼りになるなお前は。」適当なお愛想を言って、電話を切った。高二の夏は楽しくなりそうだった。

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