あの日に帰りたい〜第二部〜
第四章
ミーコは「海を見に行きたいな。」と言って、公園から出ようと、若い私を促した。二人揃って、公園を出ようとしたところ、刺すような鋭い視線を感じた。公園の出口付近に停めている素晴らしく品のいい外観の暴走族風の車から、これまた絵にかいたような暴走族風のアンちゃんが降りてきて、まっすぐこちらへ向かってきた。