あの日に帰りたい〜第二部〜
若い私はこの当時身長は180センチ位あり、大きかったが、へたれだった。口ではいつも強がりを言っていたが、素手の喧嘩は中三以来していなかった。しかし、目の前に迫ってくるヤンキィ兄ちゃんは喧嘩慣れしてそうだった。 兄ちゃんはタバコを道路に投げ捨て、私の方ではなく、ミーコに話しかけた。
「どういうことだよ。ミーコ?」「あんたには関係ないよ、あんたとはもう別れたんだから。」ミーコは冷たく、ヤンキィ兄ちゃんに言い放った。
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