あの日に帰りたい〜第二部〜
若い私は、何かを決意したようだった。ミクと七見との間で揺れ動いていたようだったが、自分がこれから取るべき行動に踏ん切りがついたようである。若い私は、ミクを抱き寄せようとした。 「ただいま。」母の声が、玄関から聞こえてきた。どうやら、この件は私の記憶どおりになりそうだった。
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