あの日に帰りたい〜第二部〜
階下から母が「誰か来てるの?」昔から、絶妙なタイミングで現れる母であった。ミクは母に「ミクです。お邪魔してます。」ミクはそつなく、母に挨拶した。「夏休みの宿題で、わからない所があるっていうから教えてたんだよ。」若い私は言い訳めいて答えていた。「なんか邪魔しちゃってごめんなさい。」母はそう言いながら、出ていった。本当に邪魔だった。
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