LOVE・ラブ・らぶー先生が教えてくれたコトー




歩は唇を噛み締めた。



「イジメられたくない。優しくされたい。でも怖い。優しさが怖いよ……。これってわがままなのかな?」



先生は歩の髪を撫でる。



「わがままなんかじゃないよ?俺は黒瀬を裏切ったりなんかしないよ?黒瀬と出会えて初めて養護教諭やっててで楽しいと思えたんだから、」



先生は優しい声で言った。



先生の温もりが心地いい。

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