LOVE・ラブ・らぶー先生が教えてくれたコトー
泣き止み、落ち着きだした頃、歩は微笑んだ。
「言えて前よりスッキリしたかも。何か軽くなった気がするし。」
こんな話、誰にだって言えるはずがない。
言って気持ち悪がられるのが怖かった。
この話をカミングアウトしたのは先生にだけだった。
すると先生も微笑んだ。
「そりゃよかった。相談すると少しは楽になれるだろ?いつでもいいから相談して?もう独りで抱え込むなよ?2人きりじゃなきゃイヤだったら言ってくれれば時間作るし、」
「うんッ!」
歩は嬉しそうに微笑んだ。