LOVE・ラブ・らぶー先生が教えてくれたコトー
★第Ⅲ章 “愛”
『チクったな』
次の日の昼休み。
歩はパパッと弁当を食べ、保健室に行こうと教室を出た。
先生に人気が出て誰かがいるかも……。なんてもう関係ない。
何だか教室は息苦しい感じがして、早く落ち着く保健室に行きたいなと急いでいた時だった。
教室を出たらすぐある階段の近くで声をかけられた。
「ねぇ、ちょっと待ちなさい!!」
「え、」
歩をすごい眉間のシワで睨んだ真山がいた。