二十歳計画
わからない謎
「あ、彼氏からメールだ」
大学から帰ってる途中、裕子が携帯を開いて言った。
ピクッと私の肩が動く。
「ごめんね頌子。あたし、これから彼氏の家に行ってくるね」
幸せそうな顔をして、裕子は手を合わせて謝ってきた。
「いいな~、あたしも早くつくりたい…」
「大丈夫!!頌子もすぐできるって!!」
裕子はあたしの肩を叩いて、それじゃ、と彼氏の元へ行ってしまった。