Straight☆

「せな…場所、かえようか。」



――――…

「せな、ストレートティーでいいよね?」


「うん…」


お兄ちゃんはせながお兄ちゃんと半分しか血が繋がってないこと多分知ってるね………


「ねぇ、お兄ちゃん…………せなね、ストレートティーは純粋だって思ってるの。だから………せなはストレートティーになりたかった………純粋になりたかった…の……………」


「せなは、ストレートティーみたいだよ?十分純粋なんだよ?」


ありがとう……


お兄ちゃん…………



「お兄ちゃん…………好きだよ……………兄弟として、じゃなくて、恋愛感情として………こんな妹でごめんね…………」


言うつもりなかった……


なのに………


「俺も………好きだよ……………せな…………………」


嘘…………


「お兄ちゃん………」


「名前で呼んで、せな。」

「せ、つな………」


「よくできました。…家に帰れねぇよな…………何処か遠くに行くか?せな。」

何処か、遠く………

「行きたい……」


「せな。……せなは何も悪くないから。悪いのはせなじゃない。…だから泣くなよ……?」

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