時を越える愛歌
祐介のさっき笑顔は消え、一瞬で悲しそうな顔になった。







祐介「…周りの人が僕の事、変な目で見てるからそう思ってんの?」




奈美「…」






祐介「僕はもっと奈美の事が知りたかっただけやねんけどー…嫌やんな」









あたしは祐介を見た。



凄く悲しそう…




奈美「…あたしも祐介といっぱい話したい…でも…あたしのせいで祐介が…」






祐介「そんなん…全然ええねん。奈美のせいやないやん」




奈美「…御免なさい、でもやっぱり祐介が変な目で見られるのは…嫌やねん」





あたしがそう言うと「じゃあこれやったら大丈夫やろ?」と言って携帯を耳にあてた。







祐介「これやったら電話の相手としゃべってるみたいやろ?(笑)」




奈美「…うん」







祐介「じゃあこれでこの話は解決な!やからこの話は絶対にしない事!」




祐介と約束をした。







“自分のせいで僕が変な目で見られてると思わない事”
「祐介が変な目で見られんのは嫌」


< 14 / 113 >

この作品をシェア

pagetop